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no.11「さよなら!!国鉄型183系車両・特急しおさい(銚子への日帰り旅2)」060308

no.3「銚子への日帰り旅1」の記事からすっかり間が空いてしまったが、昨年末12月4日、私は千葉駅発銚子行き、青とクリーム色の鈍行列車での行程を選んだのだった。第一の目的地である猿田は終点の銚子から2駅手前、特急は停車しないと予想し、そんな理由からの各駅停車の旅だった。
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●気がつくと、どこからか線路が単線になっていた。途中、八街駅を過ぎた頃には乗客がグンと減っていた。が、残りの乗客には、皆一様に何か特別な熱気が感じられるのだ...。何だろう?とポカンとしていたら、アチラで三脚、コチラでカメラ...そう、皆こぞって撮影準備を始めたのだ。
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●すぐ後ろのボックス席にいた渋いお兄さんに、
f0062810_454351.jpg 私は声を掛けてみた。(↑青いジャンパー姿の人)
●この総武本線・銚子行き特急「しおさい」は、
 昨年12月のダイヤ改正で、
 いわゆるエル特急と呼ばれたタイプの
 国鉄型183系車両が12月9日で房総特急から引退、
 「今日は、その最後の週末、撮影に来たのですよ」
 と教えてくれた。
 国鉄型183系は1972年から33年間...働いてきたのか。
●そうだったのか!と、小雨模様とはいえ、こんな場面に遭遇した幸運を、私は感じた。特急列車の撮影のためには、各駅停車の途中駅で待避し、通過待ちの間に、追い越されたり向こうからすれ違って通り抜ける「しおさい」を狙うのだな。撮影に夢中になる部隊に混じり、私も便乗して、小さなカメラをポケットから取り出した。
f0062810_4544532.jpg●予定通り、猿田駅で途中下車して猿田神社に行き帰り、
 つごう二回、猿田駅(左)で乗り降りしたことになる。
 特に二度目の、猿田から銚子行きの電車を待つ時間が、
 たっぷりあった。
●銚子方向からやって来る、東京行き上り特急。
 千葉方向からやって来る、銚子行き下り特急。
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●猿田の駅では、私一人の独占撮影会となった。小さな旅での、予期せぬ出会いのオマケ。
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●思う存分に猿田駅で撮影、次ここに来る時は、この国鉄型183系車両には会えないのだなぁ。
 すでに終点銚子間近の駅で、私の目の前に停車してくれた「しおさい」。
 ここからの二駅だけ、思いがけず、↓この「しおさい」に乗ることができた。
 12月10日、総武本線の特急「しおさい」は...E255系とE257系車両に...一新された。
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★「銚子への日帰り旅」は、もう一つ記事を書く予定です...。 =^・^=
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by arinco22 | 2006-03-08 06:50 |      行

no.3「猿田神社へ...気晴らしの方除に(銚子への日帰り旅1)」060212

●少し前、と言っても去年2005年12月4日のことだから既に2ヶ月前のこと。その日、今にも雨が降り出しそうな中、私は千葉県銚子市にぶらり日帰り一人遠足に出掛けた。

f0062810_3263830.jpg●コースはJR東日本総武線千葉駅経由鈍行の旅。行き先は銚子駅の2つ手前の猿田(さるだ=特急不停車)にした。猿田(さるた)神社があるという。何となくその神社に行ってみたい!...これは単なるインスピレーションで選択。

●私は、これまで神にも仏にも全くといってよいほど縁の無い生き方をしてきた。未だ宮参りも七五三も済んでない(だからまともに大人になれない?)し、両親の供養も寺の坊主に不快さを感じ縁を切ったままだ。
●怒り心頭...煮えくり返るなんて...およそ無いに等しい呆けな私が、この20日程前にかなり強烈な打撃を受け、自分が思っていたよりダメージが大きかったらしい。それで何か憂さ晴らし=気分転換が必要だったようだ。そんな時に知人が「方位がね...」なんてことを言う。???な気持ちもあったが一生に一度ぐらいは運勢的な話に素直に耳を貸してみるかな?と遊び心が疼いた。世間で言うところの「方位除け...とか...方たがい」というやつだ。その時の私にとって...どっち向きに行けば良いのかさえ根拠のないまま、とにかく...あ〜非日常的な場所に来た!と自覚できる場所...地図を見て東!とイマジネーションを持ち眺めていたら、そこが銚子だった。そして方除の神様は?と検索すると猿田神社がクローズアップされた...そんな他愛のないいきさつだった。
f0062810_3272837.jpg●各駅停車の鈍行に乗り込んだのは良かったが、成東から先だったか...単線になった...思い切りゆっくり旅。そして、昼前に猿田駅着...そこは無人駅。房総半島=千葉県は広い。大手醤油メーカー発祥の地・銚子と言えども、さすがに鄙びている。犬吠埼に間近い里。私の暮らす湾岸の埋め立て地からすると遙々な気分たっぷり。
f0062810_3304488.jpg●この頃には雨がシトシト...でも大地の香りで気分爽快...静かだ...雑音が無い。取りあえず、その後ついでに寄るつもりの銚子行きの時刻表を確認して、小高い丘にある神社に向かって歩き始めた。駅前から10分足らず。街場の平地にある神社とどんな風に違うのか期待が膨らんでくる...。
●そして、いよいよ辿り着いた。冬の曇天のせいかもしれないが、意外にシックだなぁ...。一の鳥居(↓左)・二の鳥居(↓中)をくぐり抜け、やれやれ階段ですかぁ...と、登りつめた私の目の前に、渋い拝殿(↓右)が現れた。(↓images...click to enlarge)
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●神仏と無縁な上、無学な私ゆえ、この猿田神社の神々が、猿田彦大神=さるたひこのおおかみ・天鈿女命=あめのうずめのみこと・菊理媛命=くくりひめのみこと...であると説かれてもサッパリ何が何やら分からない。そもそも三人の神様が同居って何なの?ってな調子だ。

f0062810_5411646.jpg●けれど、この神社、何の期待も予備知識も無しに来たのだが、結構古い...良い佇まい。いわゆる氏神様や鎮守杜の域は越えたお偉いサンかもしれないと思えてきた。西暦768年には郡知社として神戸の寄進を受け...云々...。

●本殿(←上下)は、807年に改築-961〜4年に修築-1127年に改築-1566年に消失後-1574年に再建-1680年に改築という歴史、桃山時代の豪華華麗な様式を伝える貴重な県有形文化財に指定されているそうだ。また、神社の背後には広大な社叢や森があるようで、これも含めて...気候の良い頃にもう一度行ってみたいと思っている。

●さて、私は「方除け」の御利益遊山にここに来たのだった。とは言え、神社のお商売であるお払いを授かるまでのことはない。交通安全から結婚式まで...どうやら何でも一手に引き受けているようだ。ここまで足を運んだだけで良しとしよう。開運・方除・庚申の神とされている。寛容な八百万の神々は、きっと私の来訪を見届け歓迎の意を表してくれたに違いないと決め込む。お水で清め、小銭のお賽銭。そして我流なお祈り。お守りを記念に「買い」...おみくじを引いて「遊ぶ」、土手の土を一かけら「おみやげ」。

●こんな得手勝手な「お客」である私に...果たして神は微笑んでくれているのだろうか?。その後の2ヶ月...今のところ神の怒りは買っていないのかもしれない。とりあえず無事であり...かつ例年と違い今年は苦手な新春の季節からどことなく明るい展望さえ感じている。多分...気分転換とはいえ...こんなコトを生まれて初めてしてみようとした自分の気持ちが前に向いているのか...そんな気がしないでもないが。神頼みという風習に倣ってみて...たまには良いものだなぁ...行ってみようと思える場所があるってことは...そんな感じなのだ。
f0062810_5414990.jpg●神社としての様式の整った社殿をぐるりと一回りして発見した数々の石造物(いすれも高さ30~40cm...右画像→)。昔からお願い事をしたり、神様に助けられた人たちが、この猿田神社に残したものなのだろう。軟弱で不届き千万な私と違い...この石を寄進した「いにしえ」の人々は...もっと本気で純情だったのだろうと思いを馳せながら...お宮を後にした。
(その後、銚子市街に足を伸ばし夕刻に千葉経由で帰宅したが、この日は実に楽しいことや出会いがたくさんあった。そのお話は...続編でボチボチ。。。)
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by arinco22 | 2006-02-12 07:21 |      行